2015年9月15日火曜日

心の成長~さくらんぼ組~

年長組の男の子と、虫探しに行きました。
秋の木登り広場には、たくさんの虫がいます。
トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、イナゴ、コオロギ、テントウムシ、トンボ・・・


抜き足差し足・・そーっとそーっと近づいて・・

















さっとつかまえる。

















周りで見ているお友達もそーっと息をひそめて・・

















30分ほど虫探しをして、そろそろ園舎のほうへ戻らなくてはいけない時間になりました。
「もうそろそろ戻ろう。また来ようね。」わたしが声をかけました。
歩き始めると、まだ遊びたそうな子ども達はなんとなく後ろからついてきます。
その中でR君はまだ遠くで虫探しを続けていました。
「R君戻るよーー。」
「・・・・・」
「おやつを食べたらまた来よー」
「・・・・・」
R君だけバッタを捕まえることができず、どうしても捕まえたかったのです。
他の子ども達は、もう園舎のほうへ戻ってしまいました。
それを見たR君も慌てて走り出しました。
でも途中の畑に咲いているオシロイバナの前で急に止まりました。
何をするのか見ていると、花を摘んで虫かごの中に入れています。
「R君なにしてるのー??」
「待ってーー!!花摘んでるから!」
しばらくして、わたしのところに駆け寄ってきてR君が教えてくれました。
「これで色水作るんだ!!」

どうしてもバッタを捕まえたい!でもできなかった・・・悔しい・・・
そんな思いを乗り越えて、オシロイバナを虫かごにいれたR君。
我慢して、次の行動に切り替えることができました。
しかも、色水を作るという違う楽しみを自分で見つけることができたのです。
心も日々成長しています。
そんな心の成長もこれからもお伝えしていきます。